東京日本橋浜町創業1932年の高級刃物卸商社。

料理初心者におすすめの包丁はどれ?選び方を刃物屋さんが伝授

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自炊をするときの包丁選びに迷っていませんか?

 

家で食事をする機会が増えて、料理で包丁を使う頻度が上がった方も多いのではないでしょうか。

 

今まであまり料理をしなかったけど、これから挑戦してみようかな。

けいこさん

 

そんな、料理初心者 の方を松井刃物は応援します!

 

祖父の代から高品質な包丁を皆さんにお届けしてきた、 刃物のプロである私が考える料理初心者の方におすすめな包丁の選び方を伝授します。

 

料理初心者には万能包丁(三徳包丁)がおすすめ

 

ズバリ、結論からいいます。

 

料理初心者におすすめなのは万能包丁(三徳包丁)です。

 

なぜなら、その名のとおり、どんな食材であっても幅広い用途で使うことができるからです。

 

三徳包丁の名前の由来は、野菜にも肉にも魚にも使える3つの徳があるからと言われてきました。

 

つまり、それだけ使い勝手が良いということですね。

 

包丁にはたくさんの種類があります。細かいことを言うと食材によって包丁を細かく使い分けていくのがベストではあります。

 

しかし、 料理初心者の方はそこまで細かいことを考える必要はないでしょう。

 

まずは万能包丁を使って料理をして、慣れてきたら出刃包丁や柳刃包丁など専門的な包丁をお使いになると楽しいと思います。

 

包丁の種類

 

そもそも、包丁ってどんな種類があるのかご存知ですか?

 

何種類もあって、それぞれ異なる用途があります。参考までに代表的なものをご紹介しますね。

 

万能包丁(三徳包丁)

先程ご紹介した、初心者にもっともおすすめの包丁です。もともとは、西洋の牛刀をベースに日本で改良された洋包丁なのです。日本の多くの家庭で使わている包丁でもあります。

 

野菜、魚、果物・・・ほとんどの食材はこれ一本あれば調理が可能です。だからこそ、料理初心者の方に最初に持つことをおすすめしています。

 

牛刀(シェフナイフ)

西洋の包丁の代表とも言える牛刀。名前からもわかるとおり、肉を切るのが得意です。肉の塊の調理もお手のもの。三徳包丁よりも刃渡りが長いものが多く、若干扱いづらいと感じる人もいらっしゃるかもしれません。

 

プロの料理人には人気の包丁であり、シェフナイフとも呼ばれます。実は肉だけでなく野菜でも魚でもなんでも切ることができる西洋の万能包丁です。

 

ペティナイフ

小回りの効くやや小さめの包丁です。果物や小さな野菜などの調理をするには、ペティナイフを使うと便利です。肉や魚であっても、それほど大きなものでなければペティナイフでも切ることができます。

 

牛刀や三徳包丁を持っている方が二本目に持つ包丁としておすすめですし、中にはペティナイフ一本あれば十分という方もいらっしゃいます。

 

出刃包丁

和包丁の1つで江戸時代から使われているという記録があります。魚を3枚におろしたり、首を落としたりといった魚を捌くことに使う包丁であり、魚や鳥の骨を切ることもできます。

 

形状は、刃の幅が広く厚みがあります。ほかの包丁と比べて重量があるものも多いので使いづらさを感じるかもしれません。そこはデメリットですね。

 

柳刃包丁(刺身包丁)

別名「刺身包丁」と呼ばれることもある柳刃包丁も和包丁の1つで、細くて刃渡りが長いことが特徴です。魚を薄くスライスして、刺身にしたりするのに向いている包丁です。

 

しかし、固いものを切るには向いていないので、ほかの包丁と使い分けていく必要があります。

 

菜切包丁

主に野菜を切るために使う包丁です。刃が薄くて幅が広く、先のとがっていないため、野菜をつぶさずに切ることができるのが特徴です。少ない力で野菜をきれいに切ることができます。

 

デメリットとしては、肉や魚を切るには向いていないという点です。包丁の使い分けが必須になってくるので、初心者の方は肉でも野菜でも、幅広く対応できる三徳包丁や牛刀を使うことをおすすめします。

 

パン切り包丁

パンを切りやすくするために刃が波型にのこぎりのようになっています。三徳包丁などを使ってパンを切ることはできますが、切り口が汚くなりやすいです。

 

パンが好きな方はパン切り包丁を1本持っていると、気持ちよくパンを切って食べることができます。

 

包丁のサイズも重要

 

包丁のサイズはあまり大きいものだと人によっては使いづらいと感じます。

 

一方で、サイズが大きくなると切る量が増えて、包丁使いが楽になります。

 

料理初心者さんや包丁を使い慣れない方の場合、 まずは160-180mmくらいのサイズから使っていくのがおすすめです。

 

慣れてきたら210mmそして、240mmとサイズアップをしていくと良いでしょう。

 

包丁に慣れた人にとっては、 大きな包丁が使えると料理の効率が大幅にアップします。

 

包丁選びのポイントはハンドルが手に馴染むか?

 

包丁選びのポイントはハンドルが手に馴染むかどうかできめましょう。

 

実際に包丁のハンドルを握ったり、振ってみたりして、しっくり来る包丁を選んでみてください。

 

ですが、刃の部分には触らないでくださいね。危ないのはもちろんですが、刃に指紋などが付き汚れてしまいます。そして、サビの原因にもなります。

 

ステンレスの包丁はたしかにサビずらいですが、それでも錆びないわけではありません。

 

可能なら、 実物を手にとって使い心地をチェックしてみると良いですね。

 

オンラインで包丁を買う場合は、同種の包丁のレビューなどを探してみて評判やどんな使い方をしている人がいるのかチェックしてみると良いでしょう。

 

松井刃物の包丁で料理初心者におすすめなものランキングベスト5

 

私達の扱っている包丁の中でも特に料理初心者の方におすすめの包丁をいくつかピックアップしてランキング形式でご紹介しますね。

 

参考までにどうぞ!

 

 

第1位

TOSHIYUKI(敏幸)ステンツバ付三徳180㎜

TOSHIYUKI(敏幸)
ステンツバ付三徳180㎜

 

 

弊社のオリジナルブランド、TOSHIYUKIの三徳包丁を料理初心者の方にもっともおすすめする包丁ナンバー1に選びました。

 

包丁としては定番の型で、肉でも野菜でも魚でも、さまざまな用途に使えます。これ一本あれば大抵の調理には対応することができます。

 

私の父親が「敏彦」と言いますが「敏彦が幸せになるように」との願いを込めて曽祖父が創り上げて商標登録したものだと聞いています。歴史ある包丁なのです。

 

第2位

紋三郎サンドビック鋼ツバ付三徳165㎜

紋三郎サンドビック鋼
ツバ付三徳165㎜

 

 

こちらも弊社オリジナルブランドとなっている紋三郎の三徳包丁です。ステンレス製ですが鋼に負けない切れ味を誇ります。

 

紋三郎はTOSHIYUKIの上位ブランドという位置づけではありますが、お値段の違いはごくわずか。第1位にしたTOSHIYUKIの包丁よりもやや小さいので、お好みの方を使っていただければ幸いです。

 

ちなみに紋三郎は私の曽祖父の名前です。自分の名前を包丁のブランド名にしてしまうところに職人としての誇りを感じる気がしますね。

 

第3位

TOSHIYUKIステンツバ付ペティナイフ150㎜

TOSHIYUKIステンツバ付
ペティナイフ150㎜

 

 

包丁としては小さめのサイズとなるペティナイフは細かい作業もお手のもの。実はそれほど大きな食材でなければ肉でも野菜でも何でも切れてしまいます。

 

料理初心者の方には三徳包丁や牛刀などをメインの包丁として使うことをおすすめしますが、一人暮らしで、それほど料理をする機会がないというような場合でしたら、これ一本あれば十分対応は可能です。

 

1万円超える包丁はちょっとな・・・という方でもお手頃価格で高級ブランドの包丁をお試しいただけるのもペティナイフの良いところですね。

 

第4位

ミソノステンツバ付三徳&ペティセット180㎜&150㎜

ミソノステンツバ付三徳&
ペティセット
180㎜&150㎜

 

 

「初心者だけど本格的に料理に挑戦してみたい!」という方はちょっと奮発して三徳包丁とペティナイフのセットをお求めいただくことをおすすめします。

 

三徳包丁のみですと、細かい作業をしずらい場合もありますし、ペティナイフのみだと大きな食材の調理が大変です。

 

各種包丁を料理人ではない一般の方が取り揃える必要はないと思いますが、三徳包丁とペティナイフのセットを2本持っていれば、料理におけるほとんどの場面に対応できると思いますのでおすすめです。

 

日本を代表する包丁メーカー「ミソノ」の包丁は、ご自身で使うのはもちろん、贈り物としても最適ですよ。切れ味抜群です。

 

第5位

TOSHIYUKIステンツバ付牛刀180㎜

TOSHIYUKI
ステンツバ付牛刀180㎜

 

 

これも極めてスタンダードな包丁。肉を切るなら三徳包丁よりも使い勝手が良いのが牛刀の特徴ですが、実際のところほとんどなんでも切れてしまいます。一本あれば幅広い料理に対応できる初心者向きの包丁といえるでしょう。

 

無難に使っていただけるのは三徳包丁だと思いますが、肉の塊を業務スーパーで買ってきて調理したりする場合は牛刀を使うのがおすすめです。固いお肉でも切りやすいです。

 

以上、料理初心者向けの包丁をランキング形式まとめてみました。あなたに合った包丁は見つかりましたか?

 

良い包丁を長く使っていきましょう

 

包丁の中にはものすごく安い値段で買えるものもたくさんあります。

 

そういったものと見比べてしまうと、松井刃物で扱っている包丁は高くて手を出しにくいと感じられる方も多いかもしれません。

 

しかし、 包丁の切れ味や耐久性は、ほぼ値段に比例します。3000円以下の包丁ですと、3年も使ったら切れ味が悪くなってしまいますが、 良い包丁はメンテナンスをしながら10年以上使うことができます。

 

実は良い包丁を長く使って頂く方がコストパフォーマンスが良く、料理をする上での満足感も高いものとなるのです。

 

良い包丁を使えば料理も楽しくなります。ぜひ、 松井刃物の包丁を使って美味しい料理を楽しんでくださいね。そして、慣れてきたら使う包丁のサイズを大きくしてみたり、異なる種類の包丁を使い分けて料理をすることにも挑戦してみてください。

 

現在、松井刃物の公式サイトやネットショップで紹介している包丁は比較的スタンダードなサイズの商品が中心となっていますが「出刃包丁」や「柳刃包丁」といった専門的な包丁もひととおり取り扱っています。

 

「こんな包丁がほしい!」

 

という要望がありましたら、一度お問い合わせいただければ、あなたにあった包丁をご提案できることと思います。

 

ぜひ、一度下記のフォームからお問い合わせくださいね。

 

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